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2026/08/28 20:00

オールドレンズの魅力は、最新レンズのようにすべてを自動で整えてくれることではありません。絞りを選び、ピントを合わせ、光の向きを考えながら一枚を作る。その過程に、自分で撮影している実感があります。


この記事では、初めてオールドレンズを使う人に向けて、撮影を楽しむための基本的な考え方と実践のコツを紹介します。
【まずは絞りを変えて写りを比べる】

最初の撮影では、同じ被写体を絞り開放と少し絞った状態で撮り比べてみましょう。開放では背景が大きくぼけ、光のにじみややわらかな描写を楽しめます。一方でピントの合う範囲が浅くなるため、人物なら目、花なら花びらの一部など、主役を決めて合わせることが大切です。

少し絞るとピントの合う範囲が広がり、街並みやテーブルフォトでも安定した写真になります。F値を変えるだけで写真の印象が変わることを、まず体験してみてください。

【マニュアルフォーカスはゆっくり楽しむ】

オールドレンズでは、フォーカスリングを回して自分でピントを合わせます。最初から一枚で決めようとせず、ピント位置を少しずつ前後させて数枚撮るのがおすすめです。ミラーレスカメラなら拡大表示やフォーカスピーキングを活用すると、細かなピント合わせがしやすくなります。

スナップでは、よく撮る距離にピントを置いておくゾーンフォーカスも便利です。絞りと距離の組み合わせを覚えると、シャッターチャンスに反応しやすくなります。

【逆光と順光でレンズの個性を見る】

オールドレンズは、光の向きによって描写が大きく変わることがあります。順光では色や形が落ち着いて写り、逆光ではフレアやゴーストが出て、写真に光の表情が加わります。

逆光で白っぽくなりすぎるときは、少し角度を変えたり、手や帽子で直射光を遮ったりしてみましょう。反対に、あえて太陽を画面の端に入れて、にじみを活かすのもオールドレンズらしい楽しみ方です。

【被写体は身近なものから】

特別な撮影場所へ出かけなくても、窓辺の花、夕方の路地、喫茶店のテーブル、家族や友人の横顔など、身近な被写体でレンズの個性を確かめられます。

同じ場所で焦点距離、絞り、光の向きを少しずつ変えて撮ると、自分の好きな写りが見つかります。撮影後に設定と感想を簡単に記録しておくと、次の撮影にも活かせます。

【失敗写真も楽しむ】

ピントが少し外れた、フレアが強く出た、思ったより周辺が暗くなった。こうした予想外の結果も、オールドレンズ撮影の面白さです。すべてを補正するのではなく、そのレンズでしか生まれない表情として残してみましょう。

もちろん、意図した写真を撮りたいときは、同じ構図でピントや露出を変えた予備カットを撮っておくと安心です。

【まとめ】

オールドレンズ撮影は、絞り、ピント、光を自分で選びながら写真を作る遊びです。まずは身近な被写体を、開放と絞り込み、順光と逆光で撮り比べてみましょう。撮影の過程を楽しむほど、自分らしい一枚に近づいていきます。

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